今日ご紹介するのは、
韓国ドラマでも度々登場する「かぼちゃ粥」についてです。
トロリとした舌触りに優し〜い甘さで、癒される、韓国の家庭の味。
私も韓国留学中は何度も食べました。
韓国ではよく朝ごはんに出てきます。
初めて出された時は、「黄色くてドロッとした不思議なこれは何だろう?」と驚きました。
ただ、食べてみるとかぼちゃの優しい甘さと、中に入っている小ぶりのお団子がとっても可愛くて、朝からほっこりした気分になったのを覚えています。
日本でいうと、ぜんざいやお汁粉に似たようなお料理だなぁ、と。
これがまさかお粥だとはその時は知りませんでした。
韓国に行かれた方はご存知かもしれませんが、韓国のお粥はとっても種類が豊富なんです。
「かぼちゃ粥」、「あわび粥」、「鶏肉粥」、「ゴマ粥」、「小豆粥」、「松の実粥」…
これ以外にも沢山あります。
韓国でかぼちゃ粥は、消化がよく胃に優しいので、体調がすぐれない時に食べたり、
かぼちゃに含まれるカリウムが、むくみに効くことから、産後の女性にもよく食べられています。
赤ちゃんの離乳食にもぴったりなかぼちゃ粥は、老若男女問わず愛されています。
ここでちょこっとかぼちゃの栄養と効能を書いておきますね。
かぼちゃの栄養と効能
緑黄色野菜の代表的存在のかぼちゃ。
かぼちゃは「β-カロテン」、「ビタミンE」、「カリウム」、「食物繊維」を多く含んでいます。
β-カロテン
β-カロテンには、抗酸化作用があり、がん予防や老化を防ぐ効果があるとされています。そして皮膚や粘膜を強くする働きもあります。
ビタミンE
かぼちゃに含まれるビタミンEは野菜の中でもトップクラス。冷え性、腰痛、老化防止、アンチエイジングなど女性には嬉しい事が沢山です。
カリウム
カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出してくれる効果があります。そのため、高血圧を防ぐことが期待できます。また、カリウムには利尿作用もあるので、むくみ解消にも効果的です。
食物繊維
かぼちゃに多く含まれる食物繊維には、便秘解消だけでなく、コレステロール値を抑制させ、腸内環境を整え、腸内の善玉菌を増やしてくれる働きがあります。
かぼちゃには、女性に嬉しい栄養素が沢山含まれているんですね♪
ちなみに、東洋医学的にはかぼちゃは温性の体を温める食材なので、胃腸が疲れていたり、何となくだるい時などに食べると良いそうです。
では早速、そんなかぼちゃを使った「韓国のかぼちゃ粥」の作り方を紹介していきたいと思います。
「韓国のかぼちゃ粥」作り方
このかぼちゃ粥、作り方はとっても簡単です。
【材料】
・かぼちゃ 半分
・もち粉 大さじ3(大さじ6程のお湯で溶いておきます。)
・水 500ml
・砂糖もしくは、はちみつ←(※はちみつは、1歳未満の離乳食には入れないよう注意して下さい。)
・塩 小さじ1/2
【作り方】
1、まずかぼちゃを適当な大きさに切っておきます。(冷凍かぼちゃでもいいです)
2、切ったかぼちゃをお皿に乗せ、ラップをして、やわらかくなる(竹串がすんなり刺さるくらい)までレンジでチンします。
3、かぼちゃを少し冷ましてから、包丁でかぼちゃの皮を取り除きます。柔らかくなっているのですんなり剥けます。
4、皮を剥いたかぼちゃを、鍋の中でめん棒で潰します。
5、かぼちゃが潰れたら、そこに水500ml、砂糖適量と塩小さじ1/2を入れ、混ぜながら沸騰させます。(味を見ながら、砂糖はお好みで入れて下さい)
この時アクが出たら、取り除きます。
6、沸騰してきたら一旦火を止め、水で溶いたもち粉をかき混ぜながら少しずつ加えます。この時、よくかき混ぜておかないとダマになります。
7、水で溶いたもち粉を入れたら、再度火をつけ、とろみがつくまでゆっくり弱火でかき混ぜます。とろみがつけば「かぼちゃ粥」の完成です!
ここに小さめの白玉を入れると、見た目も可愛らしく、腹持ちもよくなるのでオススメです♪
まとめ
韓国のかぼちゃ粥いかがでしたか?
食べたくなりませんか?
夏場は、冷たい物の食べ過ぎで疲れた胃腸に。
冬は冷えやむくみ対策に。
私の場合、たまにかぼちゃ粥を作り置きしておいて、レンジで温め直して、間食や夜食などに食べています。
これを食べると心も体もほっこりと温まるようなそんなお粥です。
みなさんも、かぼちゃが余った時や、かぼちゃをなかなか消費できない時など、一度作ってみてはいかかでしょうか?
*今日のブレイクタイム*
作り置きのかぼちゃ粥、緑茶
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