突然ですが、みなさんのお子さんはおしゃぶりはしますか?
おしゃぶり大好きなお子さんを持つお母さん、
もしくは、これからおしゃぶりをさせてみようかと検討しているお母さん、
「おしゃぶりってそもそもいいの?」
「いつまでだったらしてもいいの?」
「メリットはあるの?」
なんて色々と考えたりしますよね。
実際、私の上2人の息子達も超がつく程の、ヘビースモーカーならぬ、ヘビーオシャブラーでしたから。笑
(ちなみに、一番上の写真は長男が3歳の時です。ガッツリおしゃぶりしていました。)
今日は、そんなおしゃぶり大好き息子達を振り返って、おしゃぶりに関しての記事を書いてみようと思います。
おしゃぶりを始めたきっかけ
実は、息子達におしゃぶりを持たせたきっかけは、私の母の提案でした。
産後3週間経った頃に、授乳後満腹なはずなのに、なんだか口をモゴモゴさせて物欲しそうにぐずる息子を見て、再度おっぱいをくわえさせるも、お腹いっぱいなのでゲーっとおっぱいを吐く始末。
そんな時、私の母が試しにおしゃぶりをくわえさせてみたら?と購入してきました。
こんなのしゃぶるのかな〜と試しにしゃぶらせてみたところ、長男は2、3回変な反応をしたものの、すぐにチュッチュッチュッチュッと上手にしゃぶれるようになりました。
なんだか新生児にはデカイですね。笑
これが息子のおしゃぶりデビューです。普通より少し早いかな?という感じです。
おしゃぶりの向き不向き
我が家の子、上2人が男の子でおしゃぶり大好き、下2人は女の子でおしゃぶり大嫌いと見事に分かれました!
なので、はっきり言えます!
向き不向きはあります!というより、好き嫌いがあります!
下2人にもおしゃぶりを何度も何度もさせようと努力しましたが、全くもってダメでした。
断固拒否〜。涙
「おしゃぶりあり育児」と「おしゃぶりなし育児」
そんなわけで、上2人がおしゃぶりする派、下2人がおしゃぶりしない派に分かれたので、おしゃぶりあり育児と、おしゃぶりなし育児を比べてみて気付いた点をあげていきたいと思います。
[おしゃぶりあり育児…]
(プラス面)
●寝かしつけの際、ずっとおっぱいをしゃぶらせていなくても済んだ
●おしゃぶりをくわえているため、おもちゃや床に落ちている物を舐め舐めすることが少ない
●とりあえず、おしゃぶりをさせておけばいい子にしている時が多かった→親が若干依存気味になってしまったかも
●外出の際もおしゃぶりがあれば無敵!
●おっぱいやミルクを寝ながらダラ飲みしないので、虫歯になりにくい
●自然と鼻呼吸が身につく
(マイナス面)
●衛生面を考えてしょっちゅうおしゃぶりを交換しなくてはならず、出費が痛かった
●おしゃぶりをなくしたり、忘れたりするとかなり焦る→深夜にわざわざドラッグストアへ行き、買いに行ったこともある
●なかなかやめられない→母子ともにおしゃぶりに依存してしまう
●噛み合わせに問題ありと告げられる→こちらに関しては、下の方で詳しく説明しています。
[おしゃぶりなし育児…]
(プラス面)
●お金がかからない
●表情が分かりやすい
●言葉を話すのが気のせいか早い
●写真写りがいい→やっぱりおしゃぶりをくわえていると、おしゃぶりのインパクトがどうしても強い
(マイナス面)
●寝つきが悪い時、私への肉体的負担がかかる→おしゃぶりがないとおっぱいをくわえさせて安心させたり、ずっと添い寝してあげたりと大変…
●外出の際、グズり出すとどうしようもない、焦る
●おもちゃや床に落ちているものをすぐ舐める
●おっぱいをダラ飲みしながら眠るので、虫歯が心配
とまぁ、それぞれにプラス面とマイナス面がありました。 ただ、私個人の感想としては、体力的にも精神的にもキツイ育児の中、おしゃぶりは救世主的存在でした。下2人がおしゃぶりをしなかったからこそ分かった、おしゃぶりのありがたみとでもいうか…
海外でのおしゃぶり事情
海外の子っておしゃぶりをよくしているイメージってありませんか?
おそらく日本よりはおしゃぶりをしている子供の率は高いと思われます。
ちなみに実際にフランスでは70%の子がおしゃぶりをしていると言われています。
確かに、私が以前ヨーロッパに行った時にも、おしゃぶりをしている子供が多かったです。
日本でおしゃぶりをしている子を見かけると、「わぁ、珍しい!昔の我が子達みたい〜」となぜだか親しみを覚えます。それくらい、日本ではそんなに見かけない気がします。
では、なぜ海外ではおしゃぶりをしている子が多いのでしょうか?
調べた結果海外では、
- 寝かし付け時間の軽減→産後の母親の負担軽減
- 突然死のリスク軽減
- 鼻呼吸が自然と出来るようになる→鼻呼吸は口呼吸より、空気中の細菌やアレルギー物質を取り込みにくいため、病気にかかりにくいと言われている
と、このように言われているそうです。
そして、海外では日本と違い、新生児の頃からベビーベッドに赤ちゃん1人で寝かせるのが当たり前なため、布団とおしゃぶりの間にわずかな隙間が出来、布団が顔にかかって息ができなくなるのを防ぐためにも、おしゃぶりは役に立つとも言われています。
おしゃぶりと噛み合わせ
先にこの写真を見て下さい!
4歳までおしゃぶりをしていた息子の現在の歯です。
健診の際、乳臼歯交叉咬合(にゅうきゅうしこうさこうごう)と言われていた息子ですが、おしゃぶりをやめて約3ヶ月で普通の噛み合わせに戻りました。
ちなみに、乳臼歯交叉咬合(にゅうきゅうしこうさこうごう)とは、
おしゃぶりの長期使用と同様、指しゃぶりを3,4歳を過ぎても続けていると、歯列形態に特異的な変化が認められ、発音にも影響しかねません。上あごの切歯が少し前に出て本来U字型の歯列弓がV字型となったり、上下切歯がかみ合わず隙間ができて開咬となったりします。ただし、4歳頃までに指しゃぶりをやめれば、形態の異常が自然に治ることも報告されています。
2人の息子達もこのように、上の歯と下の歯をしっかり噛み合わせた状態でも、隙間ができていて、そこから舌が出るくらいでした。
ただ、2人共おしゃぶりをやめて2~3ヶ月で戻ったので、やめ時さえ守ればそこまで心配する必要はないかと思います。
ですが、時間が経っても治らなかったり、どうしても気になる方は迷わず歯医者へ行って診てもらいましょう。
子供の歯並びや噛み合わせが悪くなったら可哀想ですもんね。
おしゃぶりの種類
「おしゃぶりってどんなやつがいいの?」
おしゃぶりもランキングなどで色々と紹介されていますが、結局はこれ、子供によって好みが違います。ですので、一つ一つ試してみて一番合うものをお子さんに見つけてあげるのが良いかと思います。
ちなみに、おしゃぶりって先端の形がいろいろあるってご存知でしたか?
■こちらは出っ歯になりにくいとされている「デンティスター」タイプ
先端が潰れているこの形、お店でもよく見かけますよね。
これは、ドイツの歯科医師によって開発された出っ歯になりにくいおしゃぶりです。
■こちらは、先端がストレートな「スタンダード」タイプ
我が子達は、いろいろと試しましたが兄弟共にピジョンのおしゃぶりが気に入っていました。海外製のやつだと少しサイズがでかいような気がして、すぐに吐き出していましたが、さすがピジョンですね。日本人の子には丁度いいサイズです。
■こちらは、とてもシンプルな「ニップルだけ」タイプのフィリップスのおしゃぶり。
米国小児学会ガイドラインに準拠した安全・安心・快適なおしゃぶりです。耐久性のある病院用シリコンでつくられています。赤ちゃんの口の大きさや形状に配慮されており、病院でも使用されているので安心です。他のおしゃぶりを嫌がる赤ちゃんには病院で使っていたものを試してみるのもおすすめです。
こんな感じで色々とあります。
形だけでなく、メーカーによってニップルの硬さや素材が違うので、そこでもまた好みが分かれますね。
ただ、試して見る際に参考にしたらいいのはやっぱりランキング上位のものが間違いないかと思われます。
実際私も、見た目だけの可愛さで判断し、海外の奇抜なデザインのおしゃぶりを購入したことがありますが、全然ダメでした…
判断基準としては、お母さんの乳首により近いものを探す!
使う子供の身になって考えてみると、我が子にすんなり合うおしゃぶりが見つかると思いますよ♪
母子共に依存していたおしゃぶりをどうやってやめさせたのか?
我が家の長男、おしゃぶりが大好きで大好きでたまりませんでした。
幼稚園から帰ってくるとすかさず、「チュッチュどこ〜」と私に言ってきては、幼稚園の間我慢していたおしゃぶりを嬉しそうにしゃぶる姿・・・今でも忘れらません。可愛かったな〜なんて。
ですが私もさすがにこのままではマズイと思いました。もうすぐ年中さんになるのに。
歯科検診でも、そろそろやめたほうがいいね〜なんて言われるし。
さてどうしたものか・・・私も散々悩みました。
そこで、
何かきっかけがないと始まらないので、子供でも納得してやめられるようなきっかけを作ることにしたのです。
丁度その頃、2歳の弟の方も同じくおしゃぶり大好きでしたので、2人いっぺんにやめさちゃえ!と決意。
楽しい行事と一緒にしちゃえ!
そのきっかけとは、私の実家が鳥取にあるのですが、お盆の帰省の際に、
「今から鳥取のばあばの家に行くけど、たった一週間だし、チュッチュは置いていこうか?たまにはチュッチュも休ませてあげようよ。」と一言だけ言いました。
そうしたら、帰省で楽しい事がたくさん待っていてテンションが上がっている息子達は、
「そうする!そうする!」と、いとも簡単に承諾してくれました。
実際、帰省期間中は楽しいことだらけで、2人共おしゃぶりのことをほとんど忘れていました。ただ、夜中寝る前だけは少しだけ落ち着かないようなそんな感じでしたが、なんとか大丈夫そうでした。
その中でも一番効果があったのが、私の妹達(息子達にとってのおばさん達)が
「おしゃぶりしてない方がかっこいい〜!」
「◯◯ちゃんの口ってめっちゃ可愛いじゃん!ずっとおしゃぶりしてたから初めて見た〜」
と2人の息子達をおだててくれ、2人もまんざらでもない様子。笑
そんなこんなで、私の実家から帰省する頃には
「おしゃぶりもうしなくても大丈夫!」と自ら言ってきました。
帰った後も、おしゃぶりはあるのに2人共使う様子がなく、ついに辞めることができました♪
私自身も息子達も苦痛を伴うことなくやめる事ができ、ホッとしました。
そんな感じで、我が家の息子達はおしゃぶりを手放す事が出来ました。
もし、おしゃぶりがなかなか手放せなくて悩んでいるお母さん達、一度この方法を試してみてはいかかですか?
楽しい行事と一緒におこなってみませんか?
まとめ
私にとってはおしゃぶりは、慣れない育児に手を差し伸べてくれる救世主的存在でした。
実際に寝かしつけでは、おしゃぶりのおかげで随分楽をさせてもらいました。
ただでさえ大変な育児。
頼れるものを上手に活用して、お母さんも子供も笑顔で過ごせるなら、おしゃぶりもどんどん活用しちゃってもいいと思います。
一番はお母さんが少しでも心に余裕を持ち、笑顔でいられる事。
それが、結果子供のためになる事だと思っています。
ただ、我が家の下2人の娘達のように、おしゃぶりが必ずしも好きな子ばかりではないので、それだけは分かりませんけどね。笑
*今日のブレイクタイム*
ほうじ茶
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